このアンプは手作りアンプの会の大会におけるテーマ「６ｖ６アンプ競作、大集合」のために、つくったものです。

少々込み入った回路になりましたが高性能といえると思います。歪は２Wまで１％以下です。最大５Wまで使えます。

このような直結回路は一箇所弄ると全部の電圧配分が変ります。オシロで歪波形を見ながら調節しました。
出力トランスは手持ちの昔のLUXSS5B2,5、球は
ウエスティングハウスのものですが、これらを使いたくて、あえてこんな回路でやって見ました。

普通の回路にしなかったのは、奇をてらったということになるかも知れませんが、超三そのものは強いPG帰還によって出力インピーダンスは下がるものの、ドライブ段の負荷インピーダンスが極端に下がるため歪の増大と出力が取れないことから、こんな構成にしてみました。
出力トランスのNF巻き線からのオーバーオールの帰還は３ｄｂ程度にも拘らず、２Wまで１％（１ｋｈｚ）以下の歪で、５Wまでは使えそうです。DFは２，５程度です。これ以上の帰還は特性向上はあるもののゲインが低下して使いにくくなります（現在７，５倍）。
出力段のスクリーングリッドは１２AU7で安定化してあります。